ブリックスの西側諸国に対する戦後処理についての予想
第三次世界大戦でブリックス側が西側諸国に対して勝利することは時間の問題になってきたが、戦後のブリックス側の先進国に対する戦後処理はどのようになるかということについてちょっと予測してみたのでメモしておく。
第二次大戦以降、アメリカが金融緩和することが間接的に発展途上国を搾取する方法だったわけだが、これは今回のスタグフレーションによって先進国が金融引き締めをせざるを得ないことによって、実質的に終わりを告げることになった。
それゆえ、ブリックスの戦後処理の焦点は先進国が発展途上国を搾取できない政治システム変更をさせることを主眼にするのではなく、実質的に発展途上国を搾取することにより贅沢三昧をしていた主体を罰することが主眼になると予想される。
先進国家群で最も発展途上国を搾取してきた主体とはもちろんそれぞれの先進国における最大の資本家、年金基金である。つまり年金基金の債権者である先進国の正社員と公務員が先進国のラスボスということになる。つまりベルベットファシスト(福祉国家型民主主義国それ自体)がラスボスだということである。
ベルベットファシズムというものがどういう主義なのかというと人権や自由、幸福追求権といったきれいごと、偽善で身を隠しながらも、資本家と中産階級が結託して先進国の非正規労働者や発展途上国の労働者を人間扱いしないで、彼らを徹底的にいじめぬき、搾取することを全肯定する主義である。日本の街中で見えことができるベルベットファシズムとしては弱者に対しての公権力の敵意表現としてのホームレス排除ベンチやホームレス排除オブジェなどがあり、マスコミやネットなどで確認できる弱者に対する公権力の敵意表現、敵意行為としては生活保護申請の水際作戦やペットショップで売れ残った犬猫の大量殺処分などがある。警察が主導する反体制派に対する集団ストーカーおよび集団ストーカーされて精神病を発症した反体制派の人を精神病院に強制入院させて向精神薬で薬漬け、廃人にすることももちろんベルベットファシズムシステムの中核をなすものだが、これはもちろん公表された公の証明資料がないので(なぜなら公である国家の国家犯罪だから)ここでは指摘しないことにする。
ベルベットファシズムについてより深く知りたい方はこのブログのいくつかの記事をお読みください。【食い尽くされる地球と高度自給自足時代の夜明け② ベルファシの正体(補足資料)】 - 高度自給自足時代の夜明け 【先進国の未来像】 The dawn of advanced self-sufficient era
(fc2.com)
先進国の正社員と公務員をどのようにして罰するかというとやはり先進国の年金制度を廃止して、資産のない人のためには生活保護制度を拡充することによって対応することを先進国政府に強制させることが最も効果的だろう。(日本を例にとればいま日本では毎年総額56兆円の年金を払い、4兆円の生活保護費を払っているが、それを年金を0円にして、生活保護費を40兆円くらい支出するということ。)
なぜ年金制度を廃止することが効果的かいうと、まず年金制度を廃止すると、巨大な年金基金利権に寄生していた上級国民を間接的に駆除できるし、かつ先進国の非正規社員や発展途上国の労働者を搾取しながら冷笑していた先進国の正社員や公務員に煮え湯を飲ませることができるからである。また年金制度を廃止した金で生活保護を拡充することは直接的に先進国の非正規労働者を解放することになり、先進国の下層労働者階級に対するブリックス側の宣撫作戦としては最適なものだと思われるからである。
先進国の年金制度を廃止したら先進国政府が怒り狂うのではないかと心配する人もいるかもしれないが、そんなことは絶対ない。なぜなら先進国の年金制度というものは先進国が金融緩和していて(つまり先進国が発展途上国を搾取できる間で)、かつ先進国の人口が基本的に増え続けている状況下でしか存続できないものだからである。つまり先進国政府がブリックス側に負けを認め、ブリックス側の作る新秩序の中で改心して生きていくつもりなら年金制度は先進国政府にとっても重荷以外の何物でもないからである。また短期的に見てもこれから起こる株と債券の大暴落により年金基金は多額の含み損を抱えるから、事実上先進国は一刻も早く年金制度を廃止しなければ無政府状態に陥ってしまう確率が高いから、ブリックス側に年金制度の廃止を要求、強制されることは渡しに舟であろう。(ただしいつかブリックスを倒して、またファシズムが席巻し、マネーが人を支配する世の中を作ろうとすることを諦めていない国家は年金制度を廃止することに抵抗するだろう。なぜなら年金の債権者こそ先進国のファシズムを支持する最大母体だからである。)
ここで読者の中で、先進国の年金制度を廃止したらやっぱり先進国の平均寿命が少しは短くなるので、そのことについて過剰な良心の呵責、加害者意識を感じてしまう人がいるかもしれないが、それははっきり言って偽善的感情といえよう。たとえば日本のベルベットファシストの老人は今まで発展途上国の子供たちが餓死したり、貧困により病気などにかかり若くして死んでいくのを気にも留めなかった。また日本のベルベットファシストの老人は日本国内の非正規労働の若者が将来に絶望して自殺していくのをいつもいつも冷笑して生きてきた。また日本の非正規労働者が経済的に追いつめられて心の余裕をなくし、自分の子供を虐待してしまうことを見て見ぬふりをしてきた。そんな卑劣かつ極悪な老人共の寿命が少しくらい短くなることに過剰な同情を寄せるよりも、何の罪もない子供や若者、弱者に同情を寄せることこそが真の道徳感情だからである。
また先進国のベルベットファシストの老人が多少早死にすることによってその罪を現世において少しでも償うことができることは彼ら自身にとっても客観的に見ればむしろ好ましいことであろうことはどの国の宗教指導者も認めることであろう。
そして政治的に見ても先進国のベルベットファシストの主体である年金制度を廃止して先進国の悪党どもにとどめを刺すことが世界経済を救い、かつ先進国で虐げられている下層階級を解放することなのである。つまりブリックスが先進国の年金制度を廃止し、ベルベットファシズムにとどめを刺すことは、自分のためと思ってやったことが他人のためになり、他人のためと思ってやったことが自分のためになる行為なのである。
完
0 件のコメント:
コメントを投稿