2023年7月26日水曜日

統合失調症完全克服マニュアル part2 自然治癒力について 4

 

上記のように洗脳が解けたら、以下のようなことに気を付けると自然治癒力がよりアップすると個人的には思う。

1       身に付ける下着や服はなるべく青色や白色のものにする。髪は男だったら短髪にする。つまりすっきりとさわやかな身なりにしようと心掛けていると自然治癒力は高まりやすくなる。

2       朝日を浴びたり、公園のベンチでゆっくりしながら冷水で口をすすいだり、冷水摩擦をしたり、清らかな感触や感情を一日1分でも味わえると自然治癒力は高まる。

3       退院後はとりあえずいったんは人生を諦めて、自尊心の中核となる本当に大切なもの以外はいったん全部手放して、ゆっくりと1年くらいは休む気持ちを持つと逆に人より早く回復する。

4       心を青くすると自然治癒力は高まる。心を青くするとはどういうことかというと、この文章を読んでいるほとんどの人は難病にかかって自分はなんて不幸なのだろうと被害者意識に凝り固まって心が絶望で真っ黒になっていると思うが、その思いとは別にアフリカではもっと不幸な子供がたくさんいるという事実を一日一回は思うと心が青くなれる。つまり統合失調症というこの世の地獄を体験しながらもきちんとした加害者意識を忘れないある種の真面目さを持つことによって心の中の絶望の色を黒から青に変えることが心を青くするということである。

5       美術館に行って、一流の芸術家が本気で精魂込めて描いた作品を見ると、その芸術家の真面目さが自分の心に伝わってきて自然治癒力を高める。

6       戦前日本で結核が流行っていたのは動物性たんぱく質の少なすぎる食事が原因であり、戦後脱脂粉乳を取るようになって劇的に結核が減ったという事実からも動物性たんぱく質はなるべくとった方が自然治癒力は高まり、精神病も治りやすくなると私は思っている。

7       プールで水中ウォーキングすると自然治癒力は高まる。プールの中ではゆっくりしか動けないので必然的に心の焦りが取れるし、またプールの中では普段動かせない筋肉を動かせるので、それが体に新鮮な刺激を与え、気分がリフレッシュさせる。そういうわけで月に一回くらいプールに行くことはわりといい治療法だと私は思っている。

8       「いつでも死ねる、でも生きているなら回復して元のようなすっきりした頭の状態になりたい」と思えると統合失調症は回復しやすくなると思う。つまり回復のとりあえずのゴールを社会復帰して人並みの幸せを掴むことにおくのではなく、あくまで頭が病前以上にすっきりして物事をクリアに考えられる状態をとりあえずのゴールとすると治りやすいということである。

9       510年かけて、つまり腰を据えて一歩一歩粘り強く統合失調症を治そうという人は治りやすい。

10    野菜をよく噛んで味わって食べると、清涼感を感じ自然治癒力は高まる。

11    自尊心を大切に守って生きていると自然治癒力は高まる。統合失調症という人生最大の逆境に遭遇すると被害者意識に飲み込まれてその結果セルフネグレクトして、自尊心がボロボロになりやすいが、そうならないためにともかく捨て身になって損得勘定を捨てて美しく生きようと思うことが肝心であるということである。(美しく生きようと思えれば被害者意識に凝り固まらずに生きられ、自尊心がボロボロにならない)

12    過去の恨みは水に流すこと。できなければ忘れようと努めること。

13    克己心のある人。毎日散歩して、早寝早起きをして規則正しい生活を送る努力をしている人は、完全に治るかどうかは分からないけれでも、それだけで統合失調症患者の上位20%のエリート患者には必ずなれる。(短時間バイトができるくらいの社会復帰は必ずできるということ)

14    病気になって一度心が落ち込むのは誰もがそうだが、23年たっていろいろ吹っ切れて今の自分を好きになれた人はそこからぐんぐん回復しきやすい。

15    心のゆとりがある人、つまり清々しい心の人や心が安らかな人は回復しやすい。

 

最後に自然治癒力が低い人の特徴についての私の個人的意見を書いてこの章を終わりにしたいと思う。

1       黒や赤い下着や服を好んで着ている人は自然治癒力が低い。黒は絶望を象徴し、赤は攻撃、敵意を色彩心理学的に象徴するのだが、病院の待合室でこういう色を好んで着ている人で穏やかで精神的に安定している表情をしている人を私は見たことがない。また冬場においてふわふわした暖かそうな服を着ている人は冬場でもこざっぱりしてさわやかな服装をしている人(言い方を変えればちょっと寒そうな服を着ている人)より待合室での表情は大体暗いし、体調も悪そうに見える。

2       同病の他の患者に対して横柄な人、同病の他の患者を馬鹿にしている人は自然治癒力が低い。(弱者への敵意を強く持っている人、つまり性格の悪い人は自然治癒力は低いということ。統合失調症を寛解した人は例外なく明るい性格をしている。)

3       自尊心がボロボロになっている人は自然治癒力が低い。統合失調症患者の6割以上は自尊心がボロボロになっていると思われるが、そういう人の精神的特徴はともかく他力本願で医者や薬を信じ、今の逆境から逃げよう逃げようとしていることである。逆に統合失調症患者で自尊心のある人の特徴は自力本願で回復期初期にストイックに重い体を引きづるようにして毎日散歩したり、規則正しい生活をし、今の逆境、不幸に立ち向かい、乗り越えようとしたことのある人である。

4       不真面目な人は自然治癒力が低い。不真面目な人とはどういう人かというと、ともかく利己的で、自己正当化ばかりして、被害者意識に凝り固まって無気力になってセルフネグレクトする人である。

5       一生懸命回復しようとする人は自然治癒力が低い。真面目で克己心のある人は自然治癒力が高いのだが、一生懸命にがんばって回復しようとすると、体が緊張して、力んでしまって逆に自然治癒力が働かなくなる。あくまでリラックスしながら真面目であって克己心をもって養生していると治りやすい。

6       卑怯に要領よく生きようとすると自然治癒力は低くなる。確かに健康なときうまく立ち回ろうとする要領のいいひとは社会的に成功しやすいが、病気になった時に卑怯に要領よく立ち回ろうとする患者は病気が治りにくくなる。病気になった時、目の前に大きな障害としての壁が立ちふさがっていると思うが、壁を叩き壊そうとするとか、壁を乗り越えようとするとか、正攻法で攻略しようとする人が基本的に一番治りやすいということ。

7       孤立した生活を送っていると自然治癒力は低くなる。一人でいるのは楽だけれどもあえてデイケアや作業所に行ったり、短時間バイトでもいいので何らかの社会参加をしたりしていると病気は格段に治りやすくなる。

8       退院後、12年の短期間で統合失調症を治そうと思っている人は12年で治らないと諦めてしまうので統合失調症は治りにくくなる。

9       経済的事情や家庭の事情で病気の回復、養生に専念できない人は統合失調症を治すことはなかなか難しい。統合失調症を治すためには経済的ゆとりや精神的ゆとりが必要不可欠だと私は思っている。

以上

                 

                完

 

 

 

統合失調症完全克服マニュアル part2 自然治癒力について 3

 

ここからは統合失調症を克服した私が自分自身の体験から気づいた自然治癒力を高める方法について語る。

まず前提として今これを読んでいる統合失調症患者の多くの今現在の心理状態について語る。

統合失調症が現代の精神医学では治療不可能なのは諸君も分かっていると思うが、それにもかかわらず諸君の多くは医者と薬について根拠のない絶対的な信頼を抱いているはずだ。絶対的信頼とはどういうものかというと医者の言うことをきちんときいて、薬を確実に飲めば100%の確率で治ると確信しているということである。実際エビデンス的には先進国で統合失調症にかかって抗精神病薬を飲んでいる患者が完全寛解する確率は5%となっているので諸君の確信は絶対的に間違っている。

また諸君は統合失調症について他の同病の患者と情報交換したり、副作用について相談したり、病気についての体験談を語り合ったりしていないはずだ。この文章を読んでいる人でデイケアに今現在行っている人やかつて通っていた人はたくさんいると思うが、デイケアで他の患者と話す機会はいっぱいあったと思うがそこでは病気についての何も有益な情報交換は行われず、患者同士は何の役にも立たない世間話をして時間がつぶしていたはずだ。

何が言いたいかというと、つまり諸君は医者や薬を盲目的に信じ、主体的に自分で情報収集し、自分で考えて統合失調症を治そうとしていないということだ。

上述してあるように奇跡の生還を遂げたがん患者はみんな自分で情報収集し、自分で治療法を考え、あるいは選択して回復したことから考えて諸君の治療法の最大の間違いは99%の確率でそこにあるといっていいだろう。

 どうして諸君が主体的に統合失調症を治そうと思えないのかというと、それは諸君が精神病院に入院していた時に強い洗脳にあって今でもその洗脳が解けていないからであると私は思っている。どういう洗脳かというとともかく精神科医の言うことを聞いて薬を精神科医の処方通り飲め! 決して精神科医の治療法に疑問を持つな! 確かにエビデンス的には5%の人しか統合失調症は治らないが、精神科医は常に正しくて、95%の治らない人たちは何らかの形で精神科医の指導から外れたことをしているから治らないのだと信じろ! だから他の同病の患者と病気について情報交換などするな! 誰にも病気について相談したりするな! 精神科医と薬だけを信じろ! という洗脳である。

どういう方法で洗脳を受けたのかというと、まず精神病院に強制的に入院した人は大体保護室に監禁される。保護室に閉じ込められて運動が全くできずに過ごすことはものすごく苦痛だったはずだと思うが、そこで弱音を吐いて精神科医や看護師に泣き言を言い精神科医や看護師に従順な態度(つまり一人前の人間としての誇りを捨てて媚びを売るような顔をすると)を示すと23週間で保護室から普通の閉鎖病棟に出られたはずだ。そしてまた精神科医や看護師に不従順な態度(つまり一人前の人間としての誇りを取り戻したような顔をすると)保護室に再度入れられたはずだ。(ちなみに私は保護室に3か月間入っていて、もういい加減保護室から出て行ってくれと精神科医に言われてから普通の閉鎖病棟に移った。)

こういうことを繰り返されることにより諸君のうちで自尊心があまりしっかりしていない患者は精神科医に対してまた保護室に監禁されるのではないかという強い恐怖感から奴隷的態度で接するようになる。その自らの心の弱さからくる奴隷的態度を自身に見えないように隠しかつ自己正当化するために精神科医を心正しいいい人だと思い込もうとし、精神科医に対して強い信頼感を抱こうとするようになる。これが諸君が洗脳された方法だ。つまり諸君自身のどんな手段を使っても保護室から一刻も早く脱出したいという弱く卑賤な心を自己正当化するために諸君が主体的に洗脳されていると言っても間違いではない。

この洗脳から解けないうちは心の奥底に保護室への強い恐怖感が強固にあるから自然治癒力が低い状態のままであり、なかなか統合失調症は回復しない。そういうわけでまず諸君は諸君にかかっている洗脳を解くことが最優先となる。

どうやったら洗脳が解けるのかというと基本的には、行動療法的アプローチによって治す。つまり諸君の洗脳のかなめである他の患者と情報交換してはいけないという禁を破ることである。他人と情報交換することははじめはかなり心理的抵抗があると思うが、意識的に強引にする。例えば5chのメンタルヘルス版の統合失調症患者や統合失調症の寛解者がたくさんいるスレをお気に入り登録してそこを毎日閲覧しながら時々他の患者に色々質問したり、相談すると洗脳の7割くらいは解ける。リアルのデイケアや作業所では他の患者も諸君と同様に洗脳にかかっているので、他の患者に病気について相談しても他の患者も必死で話題をそらそうとするが、5chに常駐している患者や寛解者は私も含め洗脳にもともとかからなかった人や洗脳から解けた人が多いのでちゃんと質問に答えてくれると思う。ちなみに私は5chのメンタルヘルス版の「ベンゾジアゼピン系薬物からの離脱」「統合失調症金地機能障害のスレ」「ランドセン 統一スレッド リボトリール」「統合失調症の陰性症状を語るスレ」「ブロナンセリン ロナセン」は毎日閲覧しているので、私に匿名で質問したい人は5chの上記のスレで質問したら、50%以上の確率で答える。笑(あんまりつまらない質問には答えないと思うが)。残りの3割の洗脳は諸君が面倒くさい回復への道(回復する道は決して苦しい道ではないが、少なくとも楽で簡単な道ではない)を一歩一歩歩んでいるうちに解けてくる。

洗脳が解けてくると自分の人生をコントロールするのは自分自身だという当然の気持ちを持て、そのことにより心に余裕が持てるようになるから、自然治癒力を高まる。

 

          (明日に続く)

 

統合失調症完全克服マニュアル part2 自然治癒力について 2

 

次に自律神経を整える方法について箇条書きにして書いてみる。

1 規則正しい生活をすると自律神経を整う。

2 1対2の呼吸法をする。(鼻から3秒かけて息を吸って口から6秒かけて息を吐くという呼吸法を1日1分くらいするといい)

3 自分に自信を持っていると(つまり自尊心が強固だと)自律神経は乱れにくい。逆に自尊心がボロボロになると自律神経も乱れやすくなる。

4 三食しっかり食べると自律神経は乱れにくくなる。

5 朝、ラジオ体操を毎日すると自律神経は整う。

6 よく噛んでものを食べると自律神経は整う。

7 朝はできればバタバタしないでゆっくりと過ごせると自律神経にはいい。

8 外を歩くとき遠くを見て歩くと自律神経は整う。

9 怒ると自律神経は乱れる。笑うと整う。(抗うつ薬や抗精神病薬には薬剤性易怒性といってちょっとしたことで怒りやすくなる副作用があるからどうでもいいようなことで妙に自分が怒ったりしたら、薬の副作用が出でいるんだなと少し冷静になること。また抗うつ薬や抗精神病薬は自然治癒力を阻害すると言われている最大の理由はこの薬剤性易怒性により自律神経が乱れることが原因であることをよく理解しておくこと)

10 基本的に自律神経(副交感神経(リラックスを司る)と交感神経(緊張を司る))には波があって、体調は長期的に、45年単位で見るとぐったり(副交感神経、交感神経ともに低い状態)のんびり(副交感神経が高く交感神経が低い状態)絶好調(副交感神経と交感神経がバランスよく高い状態)頑張りすぎ、焦りすぎ、無理しすぎ(副交感神経が低く交感神経が高い状態)ぐったりと変化していくことを知っておくこと。また自然治癒力を高めるにはなるべくのんびり(副交感神経が高く交感神経が低い状態)した状態が望ましいので体調が絶好調になったり、頑張りすぎているようになったら意識的になるべく休むことを心掛けること。

11 早寝早起きを心掛けること。

12 自律神経は男は30代から、女は40代から弱まって乱れやすくなるのを知っておくこと。つまり男は30代、女は40代からリラックスしようと思ってもリラックスしにくくなるということを知っておくこと。

13 怒り、絶望、恐怖といった感情を不断に感じると交感神経を優位にさせすぎて、自律神経は乱れる。

 

次に良い睡眠をとる方法について箇条書きにして書いてみる。

1 寝る3時間前までに夕食を取ること。

2 入浴は寝る90分前がいい。(風呂に入ることは血行をよくして自然治癒力も上げるし、寝つきもよくすることを知っておくこと)

3 寝る前にカフェインをとらないこと。

4 できれば夜10時までにはベッドに入ること。(睡眠のゴールデンタイムと言われる夜10時から2時までの間に眠っていることがベストなことを知っておくこと。)

5 耳栓やアイマスクなどしてなるべくいい睡眠をとろうと心掛けること。

 

 次に免疫力を高める方法について箇条が気にして書いておく。

1 適度な運動をすること。

2 十分な睡眠をとること。

3 よく笑うこと。

4 リラックスする時間を持つこと。

5 よく噛んでものを食べること。

 

次に末期がんを宣告された患者でがんを完治させた患者がどんな風に心を切り替えて自然治癒力をあげたかについて、ちょっと書いてみる。

サイモントン療法で知られるカール・サイモントン氏によればがんサバイバーは他のがん患者と同じくみんな生き抜きたい、なんとか回復したいと強く思っているが、ただその気持ちの傍らで、いつでも死ねる、という潔い気持ちを併せ持っているそうだ。そのいつでも死ねるという気持ちが心に余裕を与え、自然治癒力をアップさせると報告している。

また「余命宣告から劇的に寛解に至った人たちが実践している9つのこと がんが自然に治る生き方」を書いたケリー・ターナーは

1 治療法は自分で決めること。

2 直感に従うこと。

3 抑圧された感情を解き放つこと。

4 より前向きに生きること。

5 周囲の人の支えを受け入れること。

6 自分の魂と深くつながること。

が大切だと言っている。

また「50歳を超えてもがんにならない生き方」を書いた土橋重隆氏は、「病気を治す主体はあなた自身である。あなたが考え、あなたが選択し、あなたが体験する。その主体性が病気を治すカギになるのです。」と言っている。

以上でネットや本に書いてある自然治癒力の高め方についての要約は終わる。

 

            (明日に続く)

 

統合失調症完全克服マニュアル part2 自然治癒力について 1

 

統合失調症完全克服マニュアル part2

自然治癒力について

統合失調症は西洋医学的には有効な治療方法がないことは、この文章を読む人はすでに分かっているだろうと思う。つまり統合失調症はすでに自分自身が持っている自然治癒力を高めることによってしか治らない。そういうわけで自然治癒力を高める一般的方法についてここでまとめて書いておこうと思う。これから書く内容は「自然治癒力を高める方法」とか「自律神経を整える方法」とか「良い睡眠をとる方法」とかのワードでググればほとんど出てくるし、自然治癒力を高める心の持ち方については、安保徹の「免疫革命」や帯津良一の「がんに勝った人たちの死生観」とか土橋重隆の「50歳を超えてもがんにならない生き方」などの本により詳細については書かれているが、多くの統合失調症患者は陰性症状でやる気が湧かなくてとてもググったりして調べる気力も本を読む気力もないと思うので書いておく。もちろん気力がある人はここに書かれている内容のより詳細を知るためにも実際に本を買って読んでみることに越したことはない。

まずchat GPTで自然治癒力を高める方法について訊くとこんな感じで答えてくれる。

 

1.             自律神経のバランスを整えること

2.             食生活を整えること

3.             適度な運動をすること

4.             睡眠をしっかりとること が重要です。

自律神経のバランスを整えるためには、深呼吸や瞑想、ヨガなどが効果的です。食生活では、発酵食品や食物繊維、ビタミン類やミネラルを積極的に摂ることが重要です。また、適度な運動は免疫力を高め、自然治癒力を向上させます。睡眠不足は免疫力低下の原因になるため、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。

以上が自然治癒力を高めるための方法です。ご参考になれば幸いです。

 

正直に言って発症から2年以内の人はこれだけで回復に必要十分な知識になる。つまり毎日散歩することとともかくベッドで毎日8時間は横になって目をつぶっていることを心掛けるだけで十分だし、陰性症状で無気力になっていてそれ以上のことはできないだろうからこれ以上先の文章について読む必要はない。ただもうすでに発症から2年以上たって一応もう少し気力が回復している人のためにここから先の文章を書く。

まず自然治癒力を高める方法をより具体的に箇条書きにして書いてみる。

1 冷水摩擦、乾布摩擦をする。つまり血行を良くすると自然治癒力は高まるということ。

2 発酵食品を取る。炭水化物をしっかり食べる。ダイエットはしないこと。(どういうことかというと脳腸相関と言って脳と腸は密接に影響しあっていて、腸の善玉菌は炭水化物をえさとしているので、きちんと炭水化物を取って腸内に腸の善玉菌を増やすことによって腸をいい状態にし、そのことにより間接的に脳の状態をよくして、精神病を治そうとし、かつ自然治癒力を高ようということである。)

3 頭寒足熱。冬はヒートテックの下着を履いて足を温めるとよい。

4 きちんとした服薬管理。薬の飲み忘れや飲んだことを忘れて一日のうちにもう一度飲まないためにちゃんと薬専用のごみ箱を作り、飲み忘れ等をなくすこと。

5 寄生的人間(テイクアンドテイクな人)とは付き合わないこと。寄生的人間と付き合うと心身ともに疲れて自然治癒力が抑制されるからである。

6 十分な栄養を取るためにビタミンサプリを飲むこと。(ビタミンサプリを飲むことはおすすめするがヤマブシダケとかなんかあやしい高額なサプリを飲むことはおすすめしない。私の知る限りある程度治った統合失調症患者で高額なサプリが効いたと主張する人は見たことがない。)また栄養を取るうえでの盲点となっているのが五大栄養素以外で酸素があることを知っておくこと。睡眠時無呼吸症候群などで十分な酸素が体にいきわたらない状態だと自然治癒力が極めて低くなるので、睡眠時無呼吸症候群の人は必ず病院に行ってC-papをレンタル契約してC-papをつけて夜寝ること。また毎朝ラジオ体操して日常生活ではあまり使わない筋肉を一日一回動かすと、体の隅々まで酸素がいきわたる効果があるので一日のうちにする適度な運動の中にラジオ体操を入れておくことを強くお薦めする。

7 メモ帳を常時携帯して、メモを取る癖をつけること。(自然治癒力を高めるには健全な自尊心を持っていることが大切なのだが、統合失調症患者は抗精神病薬の副作用で忘れっぽくなっていてそれがいろいろなミスを引き起こし統合失調症患者の自尊心をボロボロにするので、それを防ぐためにメモをこまめにとると自尊心を保ちやすいということ)

8 水虫を治すこと。皮膚は「露出した脳」と言われているように皮膚病を治すことは脳にもいいと言われている。また冷水摩擦や乾布摩擦をすることは血行を良くするだけでなく皮膚に適度な刺激を与えることによって脳を活性化させるとも言われている。

9 前日の夜に次の日にやる用事を書き出しておき、当日きちんとひとつひとつこなしていくと人生をセルフコントロールしている感じ(自己効力感)が高まり、自尊心が強固になり自然治癒力が高まる。

10 家の前の道路やごみ集積所の掃除をするなど利他行為をすると自尊心が高まり、自然治癒力が上がる。(陰性症状の人は利他行為をするような余分な気力は持ち合わせていないと思うが一応利他行為をすると自然治癒力は上がるということは覚えておいても損はないと思う。)

11 規則正しい生活(早寝早起き)と適度な運動(一日1時間くらいのゆっくりと歩く散歩)、十分な睡眠は自然治癒力を高める

 

            (明日に続く)