2020年12月8日火曜日

デフレ克服法 7

 

また中庸という徳は正義と表裏一体であるのと同様に、公正さという徳も偽善と表裏一体であるから正義と偽善が融和できないように中庸と公正さも融和できないということもできる。

具体的に言うと敵を愛せ、とか罪を憎んで人を憎まずという言葉がある。悪即斬をモットーとする正義よりも悪人への寛容という美徳を上位に置こうとするこれらの言葉は理性的、論理的に極端につきつめて考えるとより隣人愛に満ちた正しい思想のように一見思えるがこれらの言葉は偽善である。まず第一に悪党を許してしまうと悪党の天下になりこの世は闇に包まれてしまうからこれらの言葉が実践智に立った言葉、つまり中庸の言葉でないことは容易に分かる。だが、今問題としているのは悪即斬という正義よりも敵を愛せという寛容さの方が善、美徳の上で上位にあるのではないのかということである。

基本的に寛容という美徳は健康な一人前の大人が老人や障碍者、子供、病人、ホームレスなどの弱者、足手まといに対して足手まといであることを非難しないことはもちろん快く手助けしようとする心であると言われている。この寛容に悪人を加えようとする敵を愛せ、という言葉の中には悪人は心が弱いから、つまり故意ではなく過失により悪人になったのだという判断がある。一見するとこの判断は隣人愛に満ちた素晴らしいもののように思えるが、その奥底にある感情をよく見つめてみよう。

老人や障碍者、子供、病人、ホームレスに対する寛容の中には確かにその奥底にかけ値のない美しい隣人愛が見られるが悪人に対する寛容を主張する人の心の中にはまず第一にそういうことを主張することにより悪党から好かれ危害を加えられにくくなるかもしれないという自己愛が見られる。第二にこれは21世紀を生きる人々に共通の認識ではあるが、今地球上では毎年何百万人もの全く罪のない発展途上国の子供が貧困による病気や餓死などで死んでいっているという事実がある。この事実を認識したうえである悪人の罪を許そうということは即、その悪人を生き永らえさせることにより全く罪のない発展途上国の子供を最低でも一人、見殺しにすることにつながる。つまりその悪人の命は発展途上国の罪のない子供よりも段違いに価値があると主張していることになる。その主張の奥底にある自分の身近な人々に対する盲目的愛があり、そのなかにはほとんど隣人愛のかけらもない、自己愛を拡大したあまりにも醜い愛しかないということがよく見れば鮮明に見えてくるはずだ。そしてそういう自己愛を拡大した愛を基盤とする寛容、仁義のことを偽善というのである。

1を見る

 

 

このような偽善と隣人愛の結晶である正義とが融和することができないのはよく考えてみれば当然のことであるとは分かってくれるであろう。だいたい常識的に考えて在日朝鮮人やエタなどの常軌を逸した悪党共は一刻も早く地獄に送ってやり罪を償わさせてやるのが人の情けというものなのである。笑

大道廃れて仁義あり、智慧出でて大偽あり、という言葉の意味もそうすればよく分かるようになるだろう。(中庸という大道が廃れると薄っぺらい偽の仁義という偽善が世の中に建前として蔓延するようになる。隣人愛、大慈悲という根底にある感情を忘れ、理性的論理的に道徳を考えようとすると必ず偽善に飲み込まれるものだ。論理的に整合性が取れていても間違っていることは世の中に多々あるものだ、という意味である)

 

また偽善と公正さが表裏一体であり、いかに醜く、いかに愚かであるかということについてここで少し説明しておこうと思う。例をあげて具体的に話をする。敵を愛せ、と言葉を日本で使うときそれは多くの場合中間搾取者の在日朝鮮人やエタの悪党どもに生活保護や様々な特権を与えてやり贅沢して暮らせるようにさせろという意味で使われる。そのことにより発展途上国へのODAが減り、発展途上国の何の罪もない子供が死ぬことになるがそれで本当にいいのか? とそういう偽善者に疑問を投げかけると発展途上国の子供が死ぬのは自由で公正な経済競争に発展途上国が破れたせいなのでかわいそうだが致し方ないことだ、それが世の中の摂理なのだと悪びれずにいう。つまりまず初めに実践不可能な理想、悪人も含めすべての人が幸せになれるような世界を作ろうという偽善を建前に掲げて全体の利を最大化しようとする中庸という徳を殺しておいて、そのあと当然そのような偽善を実現することは現実には不可能なので誠に心苦しいが公正に(弱肉強食というルールで)、政治的選択をしようと主張すること(つまり発展途上国の何の罪もない子供は見捨てて生きていこうと主張すること)が偽善者のやり口なのである。これが偽善と公正さは表裏一体であるということである。

ちなみにそういう偽善者を少し感情的になってそういう考え方は道徳的に見てどうなのか追いつめやると結局偽善者たちはエタ王橋本徹のように最後には大声で今までのきれいごとをすべてかなぐり捨ててこう叫ぶ。

「うるせー! 発展途上国の土人のガキの命なんて知ったことか! 土人どもに言ってやれ! 困難に陥っても誰にも助けを求めるな! 誰にも迷惑をかけるな! 黙って一人で苦しみぬいて死んでいけ! 絶対先進国に報復をしようと思うなよ! 死ぬなら一人で死ね! 自己責任だ!」

 

 

明日に続く

 

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿